• RYOTARO SHIMA

Musashi AI、トヨタ自動車にAI外観検査機を導入

Updated: Apr 27

Global Tech Parntersが、デジタルマーケティングを中心としたDX戦略をサポートさせて頂いているMusashi AI株式会社から、非常に嬉しいニュースが届いたので共有させてください。


Musashi AI、トヨタ自動車にAI外観検査機を導入


Musashi AIは、「人にはもっと人らしい仕事を」を理念にAI(人工知能)を生産現場に導入し、搬送や目視検査など長時間にわたって繰り返す高負荷作業の自動化を目指す、80年以上の社歴を誇る東証一部上場の自動車部品メーカー武蔵精密工業のグループ会社です。


なぜこのニュースがすごいのか、その背景から説明させてください。


日本の生産現場のおける外観検査


日本のモノづくりを支える製造業の生産現場は、ロボットの導入などでここ数十年で大きく自動化が進んでいますが、その中でもなかなか自動化ができていなかった領域が、製品の外観検査の領域でした。


自動車や自動車部品メーカーの製品の外観検査では、いまでも人間が部品を手に取って目で、工場で生産された製品に欠陥がないかチェックしている現場が多いのです。人間による検査はかなり正確ですが、どうしても経験や体調によってばらつきがでてしまうし、長時間労働になり人材の確保が難しくなっているという課題があります。


画像認識AIの台頭と自動化コンセプト


なかなか自動化が進まなかった外観検査の領域ですが、最近では、ディープラーニングをはじめとする機械学習を使った画像認識AIの進化のおかげで自動化できる可能性がでてきました。


コンセプトとしては、不良品サンプルをAIに教え込んで、デジタルカメラで対象部品の画像を読み込んで、AIにOKかNGに判断させるという非常にシンプルなものです。


世界中の製造会社が生み出すハードウェア製品の生産規模は莫大であり、モノづくりが得意な日本においてもこの大きな市場に注目し、多くのAIスタートアップが国内外を問わずこの外観検査の分野に参入しました。


しかし、この一見簡単に見えるソリューションを、大きく業界にデファクトスタンダードとして普及させることができた会社はないのが実情です。それは一体なぜなのでしょうか?


なぜAI外観検査は難しいのか



AIを活用した外観検査ソリューションが大きく普及しない理由はいくつか考えられますが、1つには、この問題は、不良品を判別するAIアルゴリズム開発(いわゆるソフトウェア)だけでは解決することが難しい、という点があると思います。


そもそも、日本の製造業が生産する製品は概してクオリティが高いのでほとんど不良品が発生しないという現実があり、結果として不良品のサンプルを集めること自体が難しいという課題があります。また、不良品はお客様に絶対出さないという原則を謳っているメーカーであっても、実際には不良品か正常品かを判断する基準が属人的で、必ずしも明確ではないケースが多いという現場が抱える実情もあります。教師データを創り出す人間の判断基準が曖昧であればAIが判断できるはずがないのです。


また、実際の工場の大量生産の製造ラインに、外観検査ソリューションを提供するためには、現場で使われているPLC(自動化などで使われるプログラミング可能な論理回路の制御装置)とうまく組み合わせないといけませんし、生産ラインの物理的レイアウトにフィットし、工場で求められる耐久性や仕様に適合したハードウェアを提供することが求められます。


加えて、新しい工場設備の導入を決済するマネージャーさんや、長年外観検査を実施しているベテランの検査員さんと、同じ”製造現場の言葉”を話して、丁寧に仕様や価格を決めていく必要があります。製造現場でAI検査機が不具合を起こして大量生産ラインを一度止めてしまうと、膨大なコストがお客さん側(設備を導入する側)に発生するため、お客さん側も必然的に新しい技術の導入には慎重になりがちです。


Musashi AIの強み


Musashi AIの強みは、その母体である武蔵精密工業が80年以上の製造業としての歴史を持ち、製造現場を熟知していることです。お客さんのところにいって、現場の方々と製造現場の課題について、瞬時に同じ土俵で話すことができるのです。また自社内にAI装置に限らずありとあらゆる自動化設備を導入する専門チームがおり、PLCの知識も豊富で、製造ラインの改変や新しい設備の導入もお手のものです。それに加えて社内募集や中途採用で集まった好奇心旺盛で優秀なエンジニアたちが、AI・ソフトウェアの分野でメキメキ力をつけています。


なによりMusashi AIの開発したAI外観検査装置は、親会社である武蔵精密工業の本社工場の大量生産の製造ラインに、既に導入されており高い精度を出している(不良品判定率100%、過検知率5%)という強みをもっています。お客様も実際に導入されている武蔵精密の現場を見学すると導入イメージもわきやすいですし、導入のための社内説明で説得力が増すというわけです。


トヨタ自動車株式会社、本社工場への納入


そして、このたび、なんとあの世界のトヨタ自動車株式会社が、その本社工場でMusashi AIのAI外観検査機を導入したというニュースが発表されました。このMusashi AIが開発したAI外観検査機はトヨタの本社工場トランスミッション部品の生産ラインに実装され、2020年12月より量産稼働を開始している、とのことです。


品質をなにより重要視するグローバル企業であるトヨタ自動車、しかもその本社工場への導入は、Musashi AIの提供するソリューションが本物であることのなによりの証明だと思います。


Musashi AIの提供するAI外観検査についてご興味のある方は、こちらからお問合せください。また、Musashi AIで進めているような、デジタルマーケティングを中心とするDX戦略についてご興味がある方はGlobal Tech Partnersにこちらからお問合せください。


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